Cygwin 1.3.22 のころの"Cygwin の初期設定"のページです。
2003/09/08 の更新を最後にこのページの更新は停止しています。
参考としてのみ残しておきます。
Cygwin をインストール後の日本語化を普通に実施すれば、結構な手間がかかります。
以前はそのほとんどを手作業で実施する方法を説明していましたが、
その作業のキモである
Project HeavyMoon.の
rpm パッケージの再配布許可をいただきましたので、
スクリプトで一気に初期設定する方法を準備しました。
Cygwin のインストールが終わったら、
このスクリプトを一発流して初期設定が完了なので、我ながら便利です♪
なお、このページでの作業は Administrators に所属しているユーザで
行うことを想定しています。
この作業を行うユーザに Cygwin 上での管理者としての
所有権・パーミッションを与える処理を実施しますので
あなたがもっとも好ましいと思うユーザで実施してください。
普段使う Administrators に所属したユーザで実施することがお勧めです。
まずは最も知りたいであろう、実施方法を説明します。
k-square_1.3.22.tar.gz(約 6.25 MB)
を取得し、適当な場所に配置して展開します。
$ tar zxvf k-square_1.3.22.tar.gz
次にスクリプトファイルを書き換えます。
./k-square/k-square.cygsh の
export ADMINISTRATOR=500
の部分を実行するユーザの id に書き換えてください。
作業手順が良く分からない人は以下のとおりにコマンドを打ちましょう。
$ cd k-square
$ cp k-square.cygsh k-square.cygsh.origin
$ sed 's/^export ADMINISTRATOR=500$/export ADMINISTRATOR='"`id -u`"'/' k-square.cygsh.origin > k-square.cygsh
$ cd ..
あとは、./k-square/k-square.cygsh を実行すれば完了です。
普通に実行するなら以下のようなコマンドです。
$ cd k-square
$ ./k-square.cygsh
あとは待つだけです。
「全ての処理が完了しました」と表示されれば完了です。
完了したら一度 Cygwin のコンソールを全て閉じて、
再度起動して環境を確認してみてください♪
ちなみに、ntsec のパーミッション設定などにかなり長い時間がかかるので、
それなりのスペックのマシンでも 1 時間ぐらいはかかります。
上記の事をスクリプトで実施すると、以下のような結果が得られます。
- 日本語対応の gawk-mb , grep-mb , sed-mb , nkf , less が使えるようになる
- 日本語の man が読めるようになる
- コマンド実行時のメッセージが日本語で正しく表示される (もともと存在していれば)
- ユーザ名の表記などが見やすくなる (略称の利用など)
- はじめて使うユーザでも日本語用の環境設定がなされるようになる
これ以上具体的に知りたければ k-square.cygsh を読むのが一番です☆